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感謝され、そっと 南相馬・小高の仮設店舗「東町エンガワ商店」、3年余の営業に幕

閉店間際の東町エンガワ商店でなじみ客と話す常世田さん(右)=5日午後8時すぎ

 南相馬市が小高区に整備したスーパー「小高ストア」が6日、オープンした。東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が2016年7月、小高区のほぼ全域で解除されて以降、初の本格的なスーパー開店。公設民営の店舗内は、待ち望んだ大勢の客でにぎわった。
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 「小高ストア」がオープンした前日の5日夜、JR小高駅前の公設民営仮設店舗「東町エンガワ商店」が営業を終えた。復興事業の従事者や一時帰宅の住民らの暮らしを3年2カ月にわたって支えてきた。
 閉店は5日午後8時すぎ。常連客が「小高駅前に人が戻ってきたのは、エンガワ商店が開いていたから」と感謝して見送った。
 都内の外資系会社を早期退職してマネジャーを務めてきた常世田隆さん(59)。販売個数で1番人気の地元産アイスクリーム「アイスまんじゅう」への思い入れが強い。
 「多い時で1日135個。地元の高校生はもちろん関東や関西からわざわざ買いに来てくれた」
 この日も仕入れた150個が閉店前に完売した。
 「後ろ向きな情報ではなく、小高区に帰還する人や観光客、移住者を増やそうと前向きに発信してきた」
 常世田さんは今後も福島に残りノウハウを生かす。
 「相馬双葉地域の活性化を目指し、他県高校生の被災地学習旅行を組んだり地元企業を後押ししたりする仕事に携わっていく」


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2018年12月07日金曜日


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