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<仙台・特区保育園>運営主体変更望む声上がる 市、保護者対象に説明会

市が初めて開いた保護者説明会=7日夜、仙台市青葉区の中山とびのこ保育園

 仙台市が国家戦略特区を活用して整備した中山とびのこ保育園(青葉区)の不明朗会計やパワハラなどの問題で、市は7日、保護者向けの説明会を初めて開いた。今後の対応策などに理解を求めた市に対し、保護者からは園の運営主体の変更を望んだり、市の監査の適切性を疑問視したりする声が上がった。

 説明会は約30分にわたり開かれ、保護者ら約20人が参加した。園と運営法人を所管する市健康福祉、子供未来両局の幹部職員4人が法人の設立認可までの経緯や現状を説明した。
 質疑応答では、保護者の一人が「昨年の段階で、不正な支出を見抜けなかったのか」と市の監査の甘さを指摘。市子供未来局の金子雅次長は「当時の担当職員が園と法人の説明に納得したのだと思う」と述べ、不明朗会計の全容を把握できなかったことを認めた。
 別の保護者は「園の運営法人を変えてほしいという要望が多くなった場合、市はどう対応するのか」と質問。市側は法人の内部対立で現在、理事長が2人存在するとした上で、「新しい法人が園を運営するには現法人が所有する園の建物の売却か譲渡が必要だが、(2人の理事長がおり)代表者が不在で、そうした手続きができない状態だ」と説明した。
 園を巡り、運営する社会福祉法人「中山福祉会」前理事長が理事会の承認を得ずに計約400万円の業務を知人の会社に発注したほか、前理事長や現園長のパワハラなどで職員の約半数が開園から1年以内に退職するなど異常事態が続いている。


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2018年12月08日土曜日


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