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<仙台市>泉区役所建て替えも 大規模改修とコスト比較

仙台市地下鉄泉中央駅に隣接する泉区役所。左から市職員研修所、本庁舎、東庁舎と並ぶ

 仙台市が老朽化した泉区役所の大規模修繕に向けた作業を中断し、建て替えも視野に検討していることが7日、分かった。2016年度の調査で改修費用が想定を上回った。市は改修と建て替えの年間コストなどを比較・検討した上で、最適な手法を決定する。
 泉区役所は地上5階、地下1階の本庁舎(1977年築)と東庁舎(85年)で構成される。敷地内には旧泉市時代に議会棟だった地上2階の市職員研修所(77年)もある。本庁舎と職員研修所は81年の建築基準法改正前の旧耐震基準で建設され、耐用年数は残り10年未満と見込まれる。
 改修設計を見込んで市が2016年度実施した調査で、給排水や空調設備の配管がこれまで更新されていなかったことが判明し、費用が想定を大幅に上回ると分かった。このため17年度に予定していた改修設計を見送り、建て替えの調査を始めた。
 泉区役所の敷地は約3万平方メートルで、うち本庁舎などの建築面積は約5300平方メートル。残りは駐車場として利用しているほか、一部を民間保育園に賃貸している。
 泉区は市内5区で最も速いスピードで高齢化が進んでおり、市地下鉄泉中央駅を中心とした周辺商業地域のにぎわい創出を後押しする役割も課題となる。
 泉区役所は1988年の合併まで泉市役所として使われ、他の区役所より職員の執務室数が多い上、庁舎が二つに分かれる。建て替える場合には、庁舎をまとめて敷地の有効利用を求める声も上がるとみられる。
 市は16年、泉など各区役所や総合支所の老朽化対策に順次着手する方針を示した。


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2018年12月08日土曜日


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