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<亘理・山元ウイーク>てくてく歴史散歩/近現代史の光陰語る 亘理神社(亘理町旧舘)

亘理伊達家が北海道に開拓移住した後に創建された亘理神社

 神社というと古い歴史を思い浮かべる人が多いと思いますが、亘理神社の創建は明治12(1879)年です。亘理伊達家が北海道に開拓移住した後、残った町民有志が祈願し、居館跡に神社を建てました。
 祭神にまつられたのは伊達成実。「亘理があるのは成実公のおかげ」と成実の功績を伝えるとともに、新しい時代の新しいまちづくりの象徴だったのです。
 戊辰戦争では仙台藩の降伏式が行われました。麻裃(かみしも)の脱刀姿でおもむいた藩主伊達慶邦に対し、新政府軍側は総督府参謀クラス。西郷どんでも、大久保利通でもなかった。屈辱の歴史のひとこまです。
 戊辰戦争はじめ日清、日露、太平洋戦争の各戦争犠牲者の慰霊碑があります。亘理の出征者は戦上手の成実にあやかろうと、必ず亘理神社をお参りしました。近現代史の光と陰を物語るスポットです。
(亘理町郷土資料館・菅野達雄さん)


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2018年12月08日土曜日


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