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<笹野一刀彫>いい年願い一つ一つ丁寧に 干支の置物作りピーク

コシアブラの原木を削ってイノシシを形作っていく戸田さん

 米沢市笹野地区に受け継がれる笹野一刀彫の工房で、来年の干支(えと)「亥(い)」にちなんだイノシシの置物作りが最盛期を迎えている。
 実演販売所「鷹山」では、6年前に脱サラして後継者となった7代目戸田賢太郎さん(35)が、秋口に乾燥させた野生の白いコシアブラの原木をなたのようなサルキリと呼ばれる刃物で丁寧に削っていく。代表的な一刀彫「お鷹(たか)ぽっぽ」でおなじみのくるりと巻き上げる技法で、背中の毛としっぽを仕上げる。
 全て手作業のため、表情や姿勢に一つ一つ微妙な違いがある。縁起が良いとされ、重みがあるエンジュも材料とされ、戸田さんの母恵子さん(70)が愛らしい表情のイノシシをイメージして絵付けしている。
 1日約30個のペースで、来年2月ぐらいまで計約1000個作られる。


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2018年12月08日土曜日


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