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<東北電>再生エネ出力制御、事業者と事前調整 来年1月開始

 東北電力は7日、電力供給量が需要量を上回った場合に起きる大規模停電を防ぐため、導入が拡大している再生可能エネルギーの発電事業者に一時的な発電停止を求める出力制御の事前調整を来年1月に始めると発表した。出力制御の時期は未定だが、再生エネの導入量が増え続ければ2020年度以降に実施する可能性がある。
 東北電は東北6県と新潟県で10月末現在、太陽光と風力発電計562万キロワットを接続済み。申し込み済みも計696万キロワット。需給バランスが崩れると火力発電所が自動停止する恐れがあり、国は火力発電の出力低下などでも対応できない場合に出力制御を認めている。
 東北電は来年1〜3月に管内の対象発電所1万2600件の事業者にダイレクトメールを送り、発電設備に遠隔制御装置を付けることや契約内容を伝える。出力10キロワット未満の家庭用太陽光発電設備は対象外。
 管内の太陽光・風力発電比率は毎年5月に最も高くなる傾向があり、今年は過去最高の54%に達した。来年は65%を見込むが、東北電は過剰分を自社の揚水発電に使うなどして対応できるという。
 東北電は「19年度は出力制御しない見込みだが、将来に向けて事業者と調整する」と話した。全国では九州電力が今年10月に初めて実施し、中国、四国、沖縄各電力も準備を進める。


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2018年12月08日土曜日


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