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<楽天・新コーチ>伊藤智仁氏(投手チーフ)/課題の先発強化危機感

[いとう・ともひと]京都府出身。京都・花園高−三菱自動車京都。93年ドラフト1位でヤクルト入団。97年に抑えで7勝19セーブを挙げ日本一に貢献した。18年はルートインBCリーグ富山で監督を務めた。現役通算成績は127試合登板37勝27敗25セーブ、防御率2.31。48歳。背番号84。

 ヤクルトでの選手時代、鋭い高速スライダーが魔球のようだった。
 1993年前半戦2カ月半の14試合で7勝、防御率0.91、126奪三振の成績を挙げ、新人王に輝いた。6月9日の巨人戦では当時セ・リーグタイ記録の16三振を奪う快投から一転、九回2死から篠塚にサヨナラ弾を浴びた場面は今も語り草だ。かつて野村監督(東北楽天元監督)が「現役時代は稲尾(元西鉄)、監督になってからは伊藤智が最高」と絶賛した投手だった。
 引退翌年の2004年から17年までヤクルト一筋で投手コーチを務めた。その指導経験から、東北楽天の若い投手陣を見て「真っすぐが速い投手が多い。ただ変化球はまだ物足りない」と直感した。自身は高速スライダーが代名詞だっただけに、変化球の技術指導にも信念がある。「ストライクをいつでも取れる球種、勝負球になる球種をそれぞれ二つ持たせたい」
 岸、則本のダブルエースに続く先発陣の強化が喫緊の課題だ。「池田、古川、近藤、藤平、近藤あたりが台頭しないことには、投手陣の未来は明るくない」と危機感を抱く。
 おとなしい性格の若手が多いと見抜き「『岸さん、則本さん少し楽してくださいよ』とエースの座に殴り込みをかけるくらいの気持ちを持ってほしい」とハッパをかける。


2018年12月09日日曜日


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