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<転機の米作り>だて正夢、前年収量下回る 高温で生育停滞

だて正夢など18年県産米の作柄を話し合った検討会

 宮城県産米の新品種「だて正夢」について、2018年産の10アール当たり収量がプレデビューと位置付けた17年産をわずかに下回る見通しであることが10日、県の調査で分かった。19年産に向け、県は栽培技術の徹底を図る。(3面に関連記事)
 県古川農業試験場によると、試験圃場9カ所の10アール当たりの平均収量は519キロ。前年比1.8%減となり、県の目標(540キロ)にも届かなかった。1平方メートル当たりのもみ数、穂数はそれぞれ前年比9.2%、6.9%減少した。
 6月までは草丈や茎数の増加が目立ち、生育は順調に進んだが、高温が続いた7月以降に停滞した。10月末現在の1等米比率は97.9%で、県全体の92.9%を大きく上回り、品質は維持した。
 調査結果は県米づくり推進本部が仙台市青葉区の県自治会館で開いた水稲作柄検討会で報告された。県の担当者は「生育が早く進み、穂ぞろい期に葉色の濃度が落ちるなど栄養が不足気味になった」と分析。19年産での適切な追肥の実施などを各農業改良普及センターに指示した。
 県全体の18年産米の10アール当たり収穫量は前年比16キロ増の551キロ。古川農試の担当者は「平年並みの収穫量だが、気候の変化が激しく、地域で収量と品質に差が出た。栄養を切らさないような土づくりが必要だ」と指摘した。


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2018年12月11日火曜日


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