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<東北福祉大>世界のストリートチルドレン、カレンダー作りで支援 学生有志の活動11年目に

チャリティーカレンダーを販売する東北福祉大の学生

 東北福祉大の学生有志がチャリティーカレンダー作りを通じ、海外のストリートチルドレンの支援を続けている。ストリートチルドレンが描いた絵をカレンダーに掲載し、販売収益を現地NGOを介して教育などに活用してきた。活動は11年目に入り、学生は「心に深い傷を負った子どもたちの存在や思いを知ってほしい」と訴える。

 学生サークル「ストリートチルドレン芸術祭」のメンバーが11月3、4の両日、仙台市青葉区の藤崎本館前で、2019年版のカレンダー(1冊1000円)を31冊販売した。
 表紙と各月に掲載された13枚の作品は、モンゴルやバングラデシュなどの7〜18歳が自然や動物、将来の夢などをテーマに描いた。「困難な問題に挑戦することは誰もができる」などとメッセージも添えている。
 購入した青葉区のパート従業員の女性(60)は「少しでも生活に苦しむ子どもたちの役に立てればいい」と語った。
 ストリートチルドレンと称される子どもたちは世界に1億人以上いると言われる。親からの暴力や紛争、経済的事情など、路上や難民キャンプに生きる理由はさまざまだ。
 東北福祉大のカレンダー作りは08年、生田目学文(なまためのりふみ)教授のゼミの学生が始めた。学生はストリートチルドレンを支援する現地関係者らと連携して作品を募集。掲載作品の選考には、仙台市出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」らが協力した。
 12〜17年のカレンダーの売り上げのうち、計640万円をストリートチルドレンの支援金に充てた。19年版の収益金は、教材購入や保護・教育施設の修繕などに活用する予定だ。
 サークル学生代表で健康科学部3年浦山裕佑さん(21)は「日本で暮らしていては考えられないようなことが、海外の子どもたちに起きている。境遇に関心を持ち、心を動かす人が増えてほしい」と訴える。
 カレンダーはストリートチルドレン芸術祭のホームページから購入できる。アドレスはhttp://www.children-smile.com/


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2018年12月11日火曜日


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