宮城のニュース

<ベガルタ・天皇杯準V>沿岸被災地勇気づけた「あと一歩」サポーター健闘ねぎらう

好機で得点が入らず悔しがるサポーター=9日午後7時40分ごろ、気仙沼市のシャンブル

 サッカーの天皇杯全日本選手権決勝で、J1仙台が初優勝を目指し、さいたま市の埼玉スタジアムでJ1浦和と対戦した9日、東日本大震災の沿岸被災地でもサポーター有志が熱い声援を送った。0−1で惜敗したが、「被災地に明るいニュースを届ける」と誓い、快進撃を続けたチームにねぎらいの声が上がった。
 「ベガルタ仙台・市民後援会気仙沼支部」のメンバー6人は、後援会の副代表を務める菅野修一さん(59)が経営する同市田中前のレストラン「シャンブル」に集まった。キックオフ直前、決勝会場で後援会メンバーが支部の旗を振る姿がテレビ画面に映ると、店内は活気づいた。
 1点を追う後半、仙台がゴールに迫るたびに盛り上がったが、無得点で試合終了。同市本郷の公務員村上卓郎さん(47)は「あと一歩だった。でも試合は互角以上の展開。よく頑張った」とねぎらった。
 同支部は復興に向かう街を活気づけようと、夏祭りなどでチームのグッズを販売したり飲食を提供したりする活動を続けている。菅野さんは「タイトルは手が届く場所にある。来季も気仙沼からベガルタを盛り上げたい」と誓った。
 南三陸町歌津の商店街「南三陸ハマーレ歌津」ではパブリックビューイングが開催され、住民有志がエールを送った。
 会場の交流施設「かもめ館」に両チームのフラッグを並べて飾り、決戦ムードを高めた。同町歌津でスポーツ用品店を経営する山内義申さん(62)は「優勝には届かなかったが、選手たちは精いっぱい頑張ってくれた。ジャーメイン良選手ら若手が成長しているので、来季の戦いが今から楽しみだ」と期待した。


2018年12月11日火曜日


先頭に戻る