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<E番ノート>「起承転結」

 「起承転結の『起』」。東北楽天の高梨投手は契約更改会見で3年目への目標を掲げた。「まず3年、結果を出してやっとプロで認められる」。来季を一流選手への出発点と位置づける。
 変則左腕は昨季の46試合に続き、今季は球団年間記録を更新する70試合に登板。11月には日米野球の日本代表に名を連ねた。
 今に至る転機は社会人時代の一昨年夏。「プロを目指すなら横手の方がニーズがある」と上手から転向して自ら道を切り開き、秋のドラフト会議で東北楽天の指名を受けた。そのセルフプロデュース能力で今後の野球人生をどう思い描くのか。
 「中学、高校になると現実的にプロを諦める人も出てくる。ドラフト9位指名で入ってもこれだけできるという姿を見せ、夢を与えたい」。球界の顔が集まる日本代表で「一流の姿勢や野球観に触れた」ことでプロ意識が強まった。
 「起」とは言ってみたが、「そんなに野球人生は長くないかも」と不安もある。ただ、今季前人未到の通算1000試合登板を達成し、44歳で引退した岩瀬(元中日)も高梨同様、社会人を経て25歳になる年に入団した。2年目までの登板試合数も同程度。今後どんな「起承転結」を見せてくれるのか、注目したい。(金野正之)


2018年12月12日水曜日


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