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日本の酒蔵として初 南部美人がウルグアイへ「世界中の人においしく飲んでほしい」

ウルグアイへの輸出が始まった日本酒「南部美人」

 岩手県二戸市の酒造会社「南部美人」が、南米ウルグアイへ日本酒の輸出を始めた。日本の酒蔵としては初、南部美人では37カ国目の輸出先となる。常務の久慈雄三さん(44)は「世界中の人においしく日本酒を飲んでほしい」と語り、今後も輸出拡大に力を入れる考えだ。
 8月末に社長の久慈浩介さん(46)が首都モンテビデオに乗り込んで取引先を開拓した。輸出する商品は肉や味の濃い料理に合う特別純米と本醸造の2種類を選んだ。現地の反応を見ながら、少しずつ輸出量を増やしていくという。
 南部美人は、日本の酒蔵では海外輸出事業の草分け的存在だ。1996年に輸出を開始し、アジアや欧州を中心に得意先を拡大。現地では「サザンビューティー」の名前で親しまれ、輸出が総売り上げの約18%を占めるまでに成長した。
 ただ、日本酒の知名度向上とともに主要国の市場は飽和状態だという。南部美人は発展途上国への売り込みを強化し、今年はアフリカ大陸に進出。ナイジェリア、ウガンダ、ジブチへの輸出も始めた。
 雄三さんは「日本酒文化が世界中に広まるきっかけをつくりたい。まだまだ広げる余地はある」と張り切っている。


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2018年12月12日水曜日


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