山形のニュース

冬の手仕事 脈々と 山形・飯豊で菅笠作り

冬の手仕事として春まで続く菅笠作り

 山形県の「花笠(がさ)踊り」に欠かせない菅(すげ)笠作りが、飯豊町の中津川地区で行われている。約8割を供給する生産地を支えるのは地区の女性。冬の手仕事として受け継がれてきたが、高齢化で作り手が減っている。
 作り手の一人、伊藤よしさん(82)は携わって半世紀以上。夏に刈ったスゲを竹の骨組みに巻き付けて裏地を作り、表地に長めのスゲをかぶせて縫い付ける。
 夏の花笠踊りは山形、尾花沢両市で開かれる。菅笠は山形が直径約35センチ、尾花沢は一回り大きい。春の雪解けまでに計約400枚作る。伊藤さんは「手間暇かかるが、ぼけ防止と思い楽しくやっている」と話す。
 中津川地区は飯豊連峰の裾野の豪雪地帯。冬の農家の副業として農作業用のかさ作りが盛んで、まつり用は1960年代から作っている。最盛期に50人ほどいた作り手は現在、伊藤さんら15人ほどに減少した。


関連ページ: 山形 経済

2018年12月12日水曜日


先頭に戻る