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福招き仲間呼ぶ 双葉ダルマ作り大詰め 福島・いわきで来月販売

大小さまざまな双葉ダルマ。絵付けをする女性たちの会話も弾む

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県双葉町の新春恒例「ダルマ市」に向け、双葉ダルマ作りが大詰めを迎えている。ダルマ市は来年1月12、13日、いわき市勿来町酒井に今春完成した災害公営住宅の広場で開かれる。
 農協女性部の6人がいわき市にある町仮役場に近い作業場で週3日、絵付けに励む。顔を青で縁取る絵柄は太平洋を表す。町の花の桜や町の鳥キジの羽もあしらう。町章を金色で縁取る顔もある。赤や黒など5色で大小約600個を作る。
 ダルマ市は江戸時代から続く伝統行事。原発事故後はいわき市の南台仮設住宅で続けられたが、今回会場を移す。町民の再会の場になっており、復興や無病息災などを願って買い求める人でにぎわう。
 市内に避難した大森とし子さん(67)は町内の自宅が除染土などの中間貯蔵施設の予定地となり、帰町は難しいと考えている。「仲間と集まり、作業するのは楽しい。気持ちを込めてきれいに仕上げ、多くの人に届けたい」と話した。


2018年12月12日水曜日


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