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<酒場放浪>名取愛に酔う 市課長がラジオで紹介

ビールで乾杯し、収録に入る藤原さん(中央)

 BS放送の人気番組「酒場放浪記」への敬意を込め、名取市の飲食店をラジオで紹介する男性がいる。藤原淳さん(55)。同市総務課長の要職にあることは伏せ、私費を投じてロケハンや取材交渉、出演もこなす。「ただの酒好き」が描く名取の人間模様の5回目は、17日午後9時半から地域FM「エフエムなとり」(80.1メガヘルツ)で流れる。

 「リスナーの皆さま、お元気ですか? 藤原淳です。今夜も名取の癒やしの酒場を求めて出発したいと思います」。11月27日夜、名取市増田地区で、マイクに向けて番組タイトルを叫ぶ藤原さんの姿があった。
 続いてアシスタント役の市職員らと近くの焼き肉店を訪れた藤原さん。「肉を焼きながらステージでカラオケができ、点数に応じてお酒がもらえるようですよ」。店の雰囲気やメニューについて1時間ほど収録し、別地区にあるスナックへと転戦していった。
 ラジオ番組「懐かしい温もりと安息の地を求めて☆藤原淳の酒場放浪しnight」は2016年7月に始まった。エフエムなとりで名物番組「名取☆もうそうしnight」を手掛ける市職員が番組放送1年を記念して企画を募ったところ、藤原さんが応じた。
 以来、番組スタッフと店を決め、自腹で飲みに行って取材交渉。常連客へのインタビューも敢行し、放送は不定期ながら市内の小料理屋やすし店、ダーツバーなど8軒を紹介してきた。
 作家吉田類さんが各地の居酒屋を巡る酒場放浪記のファンという藤原さん。酒場の雰囲気を愛し、「酒場はまちの公民館」が持論だ。プライベートで収録に臨むため、友人ができるところも気に入っているという。
 放送翌日は職場で「酔っていたね」などとはやし立てられるが、「できれば名取の酒場全軒を制覇したい。結果的に名取のシティーセールスにつながればうれしい」と意欲満々だ。


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2018年12月14日金曜日


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