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<仙台・ストーカー事件>被害者が悲痛な心境吐露 繰り返される犯行「身も心もぼろぼろ」

 「身も心もぼろぼろだ」。仙台市内で発生したストーカー規制法違反事件の公判が13日に仙台地裁であり、被害者の40代女性が意見陳述で悲痛な心境を吐露した。「(自分か被告が)死ななければ(関係は)終わらないのか」と、繰り返される犯行への被害感情を涙ながらに語った。

 罪に問われたのは太白区西中田3丁目、会社員菊地正弘被告(64)。起訴状などによると10月13〜16日、同市内の女性宅の駐車場に侵入するなどし、同法に基づく宮城県警本部長の禁止命令に違反したとされる。被害女性は元交際相手だった。
 この女性への付きまといで、被告は過去に2回摘発された。被告から逃れるため転居や転職を繰り返したという女性は「私を苦しめるのが目的なら十分苦しんだ。恐怖と隣り合わせの暮らしにもう耐えられない」と語った。
 被告人質問で検察側は被告が6月、仙台簡裁から同法違反で罰金命令を受けた直後、過去に女性宅の調査を依頼した探偵に女性に関する追加情報を尋ねた点を非難。「依頼料がもったいなかった」と釈明した被告を、江口和伸裁判官が「そういう問題じゃない」と強い口調でたしなめる場面もあった。
 この日の公判で被告は起訴内容を認め、検察側は懲役8月を求刑した。


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2018年12月14日金曜日


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