岩手のニュース

朗読劇で「リアス線」応援 宮古の市民団体が来月6日に市内で公演 三陸鉄道の復興たどる

初公演に向けて稽古に励む市民劇ファクトリーのメンバー

 岩手県など出資の第三セクター「三陸鉄道」(宮古市)が東日本大震災から復興する道のりをテーマに、宮古市の市民団体が来年1月6日、宮古市民文化会館で音楽朗読劇を発表する。JR山田線宮古−釜石間の移管に伴う「リアス線」開通に向け、沿岸をつなぐ鉄路の価値を再確認する。
 公演準備を進めているのは、8月に結成されたばかりの「みやこ市民劇ファクトリー」だ。市民33人がキャストや演出、脚本を担う。
 会長の冨田淳治さん(56)は「三鉄は復興の象徴。勇気と希望をもらった」と語り、震災発生の5日後に一部区間の運行再開にこぎつけた三鉄を初公演のテーマに選んだ。
 音楽朗読劇「ひらけ! 笑顔と希望の鉄の道」は、三鉄の復興を題材にした絵本を元にして台本を作り、震災当日から2014年の全線開通までを2部構成でたどる。
 <神様はいないと 涙した日もあったけれど 新しい出会いがぼくらを救ってくれた><あの日に止まった時計の針を ぼくらが動かしていくんだ><一緒に走れ三鉄 希望を乗せて>
 劇中曲を作詞した佐々木芳江さん(50)は「悲しみは癒えないが、リアス線開通を機にみんなでつながり、前に進もうという願いを込めた」と話す。
 震災から7年9カ月を迎えた11日の稽古には20人が顔をそろえた。演出担当の鳥居昌子さん(52)は「台詞回しや音響、照明のタイミングをさらに詰めたい」と本番を見据える。
 リアス線は山田線の移管によって来年3月23日、現行の南、北リアス線と合わせて誕生する。三鉄の中村一郎社長は「市民オリジナルの劇に大きな勇気と感動をもらっている」と感謝する。
 午後1時半開演。入場料は大人500円、中高生300円、小学生以下無料。連絡先は宮古市民文化会館0193(63)2511。


関連ページ: 岩手 社会

2018年12月15日土曜日


先頭に戻る