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農村の生活向上に尽力 松田甚次郎の思い後世に 新庄で企画展

自家製の紡毛機で作られたオーバーなどが展示されている企画展

 山形県新庄市出身で、昭和初期に農村の生活向上に力を尽くした松田甚次郎(1909〜43年)の歩みを紹介した企画展「松田甚次郎没後75年展」が、同市の新庄ふるさと歴史センターで開かれている。来年1月21日まで。
 松田は旧家の長男として生まれ、盛岡高等農林学校(岩手大農学部の前身)に進学。宮沢賢治(1896〜1933年)に「小作人たれ」「農村劇をやれ」と諭され、帰郷して農村改善や芸術文化の振興に励んだ。1938年に実践録「土に叫ぶ」が話題を呼び、翌年に賢治の作品集を出した。
 会場には、甚次郎の著作や自筆の書、日記など約50点を展示。新しい農村を築くため、若者と一緒に働き、学ぶために開いた「最上共働村塾」での朝の朗唱や演劇の準備の写真もある。
 企画展を担当した市社会教育課の川田健介さん(30)は「甚次郎は『貧しかった農村地域を良くしたい』との思いで、賢治の教えを古里で実践した。地域おこしの先駆者とも言える」と話した。
 連絡先は同センター0233(22)2188。休館日は毎週火曜日と29日〜1月3日。


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2018年12月15日土曜日


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