宮城のニュース

<NPOの杜>ビッグイシューで目指す自立

 路上生活者にとって過酷な季節を迎えました。厚生労働省が今年1月に実施したホームレスの概数調査によると、仙台の路上生活者は99名。全国的には大幅な減少傾向にあるものの、仙台では100名前後の横ばいが続き、中でも30代から50代の若い世代が増えているのが特徴です。
 若いのになぜ働かないのか、怠けているのではないかと思われがちですが、保証人をお願いできる人もない、携帯電話もない、住所もない状態で仕事や居所を探すことはまず不可能。路上から自力で抜け出すのは容易なことではないのです。
 その過酷な状況から脱するための支援の一つが雑誌「ビッグイシュー」の販売です。イギリスで生まれたこの雑誌は路上生活者が販売でき、売価1冊350円のうち、180円が販売者の収入になります。
 仙台には現在2名の販売員がいますが、1カ月の販売数は2人合わせて約500冊。長時間屋外で販売する忍耐力が必要な仕事ですが、自立生活を目指し販売をサポートする仙台ビッグイシューソサイエティの伴走支援の下、悪天候以外はほぼ毎日路上で販売しています。仙台駅前アーケード近くで販売しているので、ぜひ購入を!
(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 堀川晴代)


関連ページ: 宮城 社会 NPOの杜

2018年12月17日月曜日


先頭に戻る