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<東京パラ>やり投げで挑む 気仙沼出身・斎藤選手、世界記録の女子砲丸種目無く専念

東京パラリンピック出場を誓う斎藤選手

 10月にインドネシアのジャカルタであったアジアパラ競技大会で陸上女子やり投げのF46クラス(切断など)に出場、5位入賞した斎藤(旧姓加藤)由希子選手(25)=SMBC日興証券=が気仙沼市に帰郷し、2020年東京パラリンピックへの出場を誓った。世界記録を持つ砲丸投げはパラリンピックの種目になく断念。やり投げに専念し、夢の舞台を目指す。

 斎藤選手は3日に気仙沼市役所を訪問し、27メートル68で5位になったアジアパラ大会の結果を菅原茂市長に報告した。自己ベスト(32メートル91)に及ばず「自分のパフォーマンスができなかった」と反省し、「東京パラリンピックの出場を目指して頑張る」と決意を語った。
 生まれつき左肘から先がない斎藤選手は砲丸投げF46クラスで12メートル47の世界記録を持つ。パラリンピックで同種目がないため、16年のリオ大会はやり投げで挑み出場を逃した。
 リオ大会後は2カ月、練習から離れた。自分を見つめ直し、「二足のわらじでは目指せない場所」と気付く。砲丸投げは諦め、やり投げに集中すると決めた。
 昨年7月に仙台大陸上部の先輩だった会社員恭一さん(28)と結婚。コーチも務める恭一さんの勤務先がある福島市を拠点に二人三脚で練習に励む。フォームの動画を2人で確認するのが日課だ。「結婚して記録が悪くなったとは言わせたくない」と言い切る。
 気仙沼女子高2年の時に東日本大震災で被災。家族は無事だったが、津波で自宅は全壊した。「気仙沼に明るいニュースを届けたい。東京大会に出ることが、みんなを喜ばせることにつながる」と意気込む。


2018年12月17日月曜日


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