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スプレー缶の捨て方、穴開け不要の方式に 仙台市が見直し検討

穴の開いていないスプレー缶専用の処理機から粉砕された缶を取り出す職員=仙台市泉区の松森工場

 大量のスプレー缶のガス抜き作業が原因とみられる札幌市の爆発事故に関連し、仙台市がスプレー缶の捨て方について、穴開けを不要とする方式に見直す方向で検討していることが19日、分かった。
 穴を開けていないスプレー缶は機械で粉砕する必要がある。このため市はごみ収集所に出す前に中身を使い切り、個人が屋外で穴を開けてガスを完全に抜くよう求めていた。
 作業の際、残った液体が飛び散ったり、発火したりする危険性がある。穴を開けずにガス抜きができる「ガス抜きキャップ」の普及などを受け、環境省は2015年、「穴開けをしないのが望ましい」と全国の自治体に通知していた。市内で17年度に処理されたスプレー缶は計約236トン。7割以上は穴を開けないで捨てられていた。
 現在、市内の粉砕処理機は葛岡工場(青葉区)と松森工場(泉区)に各1台。処理能力は2台合わせて1時間110キロ程度にとどまり、新方式に転換する場合は増設が必要になる。
 市によると粉砕処理機は1台約2200万円程度。高橋洋子廃棄物企画課長は「設備の増設やそれに伴う人件費など費用がかかるが、穴を開けずに捨てる方式への転換を含めて検討する」と話した。


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2018年12月20日木曜日


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