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「みちびき」使って除雪作業効率化 横手市が実証実験へ

 秋田県横手市は20日、人工衛星の信号をほぼ真上から受信できる準天頂衛星「みちびき」の高精度位置情報を活用した除雪業務の実証実験を始めると発表した。道路脇の雪の堆積状況を把握した効率の良い排雪や、除雪車の熟練オペレーターの動きを学習して排雪車の自動運転化につなげることなどを目指す。
 内閣府が公募した実証実験に、同市などが「雪の堆積状況把握」と「排雪車両の自動運転化に向けた挙動学習」の2件を応募し、採択された。実験は市やIT企業など7者でつくるコンソーシアムが実施する。期間は来年3月まで。
 堆積状況把握の実験は、黒塀が連なる市内の武家屋敷通りで位置情報を記録しながら道路を動画撮影。道路脇に積み上がった雪山の大きさを数値化し、効率的に排雪できるようにする。
 排雪車両の自動運転化に関する実験は、ロータリー除雪車にカメラ4台を取り付け、車両の操作映像と位置情報を記録する。将来の自動運転化に向けて運転ノウハウを蓄積する。
 高橋大市長は20日の定例会見で「除排雪の負荷軽減やスピードアップが狙い。雪国全体に効果をもたらすものにしたい」と述べた。
 日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う「みちびき」は1〜4号機があり、専用受信機を使えば従来の誤差約10メートルを数センチまで縮めることが可能。11月に本格運用が始まった。


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2018年12月21日金曜日


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