広域のニュース

<全国体力テスト>岩手・秋田平均超 宮城小中届かず

 スポーツ庁が20日公表した
2018年度全国体力テストの体力合計点(80点満点)で、秋田県の小5男女と中2男子、岩手県の中2女子がそれぞれ東北トップとなった。宮城県は小5男女と中2女子で東北最下位だった。

◎青森/中学女子 平均以下

 体力合計点は小学男子54.26点、小学女子56.80点、中学男子42.92点で、それぞれ全国平均を上回った。中学女子は50.33点で前年に続き全国を下回った。小学男子は前年に比べ低下した。
 種目別では、小学の20メートルシャトルランが男女とも全国を大きく上回った。中学男子の立ち幅跳びが全国より高かった。中学の持久走は男女とも全国より6.52〜8.32秒遅かった。
 卒業後に授業以外で運動したい人の割合は小中の男女ともに全国を上回った。1週間の総運動時間は小学が全国より高かった。

◎岩手/運動呼び掛け効果

 体力合計点は小学が男子54.73点、女子57.25点、中学が男子44.51点、女子52.18点。いずれも全国平均を上回った。
 種目別では、小中男女とも握力、反復横跳びなど5種目で平均を上回っている。中学男子は全種目で平均を上回った。
 1週間の総運動時間が60分未満と短かった割合は小中男女とも前年度より増えたが、全国平均よりは少なかった。運動が好きな割合は小学男子が94.4%など小中男女とも高水準。県教委は「学校で1日60分以上の運動を呼び掛けてきた効果が表れた」と分析する。

◎宮城/徒歩通学割合低く

 体力合計点は小5男子53.72点、小5女子55.80点、中2男子42.31点、中2女子49.45点で、いずれも全国平均に届かなかった。
 仙台市を除く県内で、運動部活動などへの加入率は小5男女が全国平均より約15ポイント低く、中2男女は約10ポイント高かった。小5の運動時間は、男子が平日5〜7分、土日25分程度、女子が平日4〜8分、土日14分程度、全国平均より短かった。
 学校の統廃合などを背景に、徒歩通学者の割合は全国より小5男女が16〜17ポイント、中2男女が19〜22ポイント低かった。県教委は体力が伸び悩む一因と懸念する。

◎秋田/10回連続で上回る

 体力合計点は小学が男子56.22点、女子が58.77点、中学は男子44.75点、女子が51.58点。いずれも10回連続で全国平均を上回った。
 種目別では小学女子は反復横跳びなど3種目、中学男子は握力で平均を大きく上回った。50メートル走は小学男子と中学女子が下回った。
 中学女子で「運動やスポーツが好き」と回答した割合は平均より高かったものの、1週間の総運動時間は下回った。運動習慣の二極化傾向に、県教委は「地域のスポーツクラブと連携して運動に親しむ機会を増やしたい」と話している。

◎山形/女子は過去最高点

 体力合計点は小学女子56.70点、中学男子42.81点、中学女子50.61点。小学男子の54.07点を除き全国平均を上回り、女子はともに調査開始以降で最高点だった。
 種目別では握力、20メートルシャトルラン、持久走、立ち幅跳びで小中の男女いずれも全国平均を上回ったが、長座体前屈は中学男子を除いて全国平均を下回った。
 運動に対する意識や習慣では「運動やスポーツが好き、やや好き」と答えた割合が全てで全国平均を上回り、1週間の総合運動時間が60分未満の割合も全て全国平均を下回った。

◎福島/運動部所属率高い

 体力合計点は小学男子53.88点、小学女子56.64点、中学男子41.62点、中学女子49.76点。県平均は小学男子を除いて過去最高となり、小学女子は全国平均を上回った。
 種目別は握力、反復横跳び、立ち幅跳びが小中の男女いずれも全国平均を上回った。上体起こし、長座体前屈はいずれも全国平均に達しなかった。
 運動部への所属割合は小中の男女いずれも全国平均以上で、小中の男子はともに7ポイント以上高い。県教委は「東日本大震災後の体力回復に向けた事業の効果が出始めている」と説明した。


関連ページ: 広域 社会

2018年12月21日金曜日


先頭に戻る