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<地上イージス>電波環境 実物で調査 防衛副大臣、要望受け追加実施へ

穂積市長(右端)の要望に耳を傾ける原田防衛副大臣(左端)

 秋田市の陸上自衛隊新屋演習場が配備候補地となっている迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、原田憲治防衛副大臣は21日、秋田市役所に穂積志市長を訪ね、施設に設置する実物のレーダー(現在は未完成)を使って安全性を確認する電波環境調査を追加で実施する考えを示した。
 防衛省が現在進めている電波環境調査は演習場内にレーダーを置いたと仮定し、シミュレーションする手法。穂積市長が「机上の調査では住民が納得しない」と反発していた。
 原田副大臣はレーダーが完成した後に実際に電波を発射して実測し安全性を確認すると説明。「要望を受け検討した。住民の懸念を払拭(ふっしょく)できれば」と語った。
 穂積市長は「住民の不安を解消する一つの前進と思う」などと評価した。
 原田副大臣は県庁で佐竹敬久知事とも会談。20日に新屋演習場や周辺を視察したとして、「住宅地まで数百メートルという距離を実感することができた。現地調査の結果や住民の不安を踏まえ、具体的な説明をしたい」と話すにとどめた。
 佐竹知事は「住宅地との距離の近さは絶対的なものだ。どう安全対策を講じてクリアするかは一番の課題になる」と注文した。
 穂積市長と佐竹知事は取材に対し、地元の理解なしに配備に向けた造成工事を強行しないことなどを本年度末までに防衛省に申し入れる考えを明らかにした。


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2018年12月22日土曜日


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