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<ILC>自民に誘致求め要望 推進協、計画の意義強調

要望書を受け取る加藤氏(右から3人目)

 岩手、宮城両県にまたがる北上山地が建設候補地の超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」について、東北ILC推進協議会は21日、自民党の加藤勝信総務会長に誘致を求める要望書を提出した。
 日本学術会議が19日に「誘致を支持しない」との回答を文部科学省に示したことを念頭に、村井嘉浩宮城県知事や達増拓也岩手県知事らが計画実現の意義を改めて強調した。
 約40人が党本部を訪問。推進協の高橋宏明共同代表が要望書を加藤氏に手渡した。要望書は「ILCはものづくりの競争力を強化し、国の成長に貢献する」として、日本主導で実現に向けた国際協議を始めるよう求めた。文科省と内閣府にも提出した。
 終了後、村井知事は「ILCは東北の発展につながるという思いをしっかり受け止めてもらった」と話した。達増知事は学術会議の回答に触れ「計画は学術的には評価された。課題解決に向け政府は関係国と協議してほしい」と語った。
 加藤氏は学術会議の所見には言及せず「党内でしっかり議論する」と答えたという。
 学術会議は文科省の審議依頼に対し、予算面や技術面の懸念を挙げ「想定される科学的成果に十分見合うとの認識には達しなかった」との回答を示した。


2018年12月22日土曜日


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