宮城のニュース

<ベガルタ>ピッチサイド/けがの功名

蜂須賀 孝治

 21日の仙台市泉サッカー場。チームがオフで人けのないピッチに、DF蜂須賀の姿が久々にあった。約1カ月ぶりの屋外トレーニング。新山トレーナーと2人で黙々と走り込んだ。
 11月24日の鹿島戦で左足首靱帯(じんたい)を損傷しシーズン最終盤、戦線を離脱。9日の天皇杯決勝の大舞台を棒に振った。つらい毎日かと思いきや、「リハビリが楽しい」と表情は明るい。
 手本がある。今季のJリーグ最優秀選手に選ばれた川崎のMF家長だ。「試合で相手とぶつかってバランスを崩したのを見たことがない。なぜ当たり負けしないのか」と常々思っていたという。
 新山トレーナーにヒントをもらった。家長は肩甲骨が締まり、重心が低い。良い姿勢がぶれない体につながると知り、独自のリハビリを始めた。スクワットは回数よりも足裏に神経を集め、押されても体が揺れないよう両脚を開いて踏ん張って体幹を鍛えている。
 「家で休んだり、温泉に行ったりしていたら、分からなかったことがたくさんあった。けがをして良かったと、ちょっと思う」
 年明けのチーム始動には間に合いそう。完全復活に向け体の芯からパワーアップを目指す。(佐藤夏樹)


2018年12月23日日曜日


先頭に戻る