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北海道開拓3代目ら南相馬で除幕式 復興願い尊徳像寄贈

寄贈した武野さん(右)らが除幕した二宮尊徳の銅像

 江戸時代の経世家二宮尊徳の銅像除幕式が19日、福島県南相馬市原町区の石神生涯学習センター敷地であった。尊徳は飢饉(ききん)にあえぐ相馬中村藩を立て直した「報徳仕法」の提唱者。東日本大震災からの復興を願い、尊徳の子孫らと南相馬から北海道に移住した開拓世代の3代目が市に寄贈した。
 建立を申し出たのは北海道豊頃町の農業武野温恭さん(80)。武野さんの祖父が石神地区(南相馬市)に移り住んでいた尊徳の孫らと明治時代に北海道に移住して開拓し、仕法の教えを道内に広めた。
 式で武野さんは「ここは天保の飢饉から仕法で復興した土地柄。大震災からの復興はこれからも大変だろうが、この像を見て思い起こし、さらなる復興を遂げてほしい」とあいさつ。門馬和夫市長らと除幕した。
 像は台座を含め高さ約2.3メートル。尊徳晩期の姿で、切り株に座り右手にくわ、左手に書を持つ。市中心部を見据えるように建てられた。原型は栃木県日光市今市報徳二宮神社にある。


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2018年12月23日日曜日


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