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<ホッキガイ漁>宮城・山元で始まる 新式の漁具で水揚げ回復期待

水揚げしたホッキガイを仕分けする漁師ら

 宮城県山元町の磯浜漁港で24日、ホッキガイ漁が始まった。今季は町の補助を受けて新式の漁具7基が順次導入される予定で、東日本大震災後に激減した水揚げの回復が期待されている。
 漁船4隻が午前6時半ごろ出港し、4時間ほどで約700キロを水揚げした。ほとんどが10センチ以上とまずまずの大きさで、漁師らが荷さばき場で、大きさに応じて仕分けした。
 新しい漁具は海底で引く捕獲用の「マンガ」に海水の噴出口を取り付けたタイプ。水圧で砂の中から貝を掘り出して採取する。
 主に震災前に使っていた鉄の長い爪で貝をかき出す道具に比べ、震災で生じたがれきに引っ掛かりにくい。この日は、昨季も使っていた噴流式マンガ2基と納入されたばかりの新しい2基を使った。
 ホッキは町の特産品で、震災前の水揚げは年35トンだった。震災後は年1〜2トンで推移し、昨季は噴流式マンガの導入などにより約14トンにまで増えた。
 漁は来春まで続く。県漁協仙南支所山元の岩佐敏・副運営委員長(59)は「新しい漁具を使って順調に漁を始めることができた。資源の状態を見極めながら、昨シーズンより水揚げを増やしたい」と語った。


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2018年12月25日火曜日


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