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鉄工所を改装し淡水魚資料館に 鶴岡のNPO代表「山形の豊かな生態系知って」

貴重な標本も多い資料館と岡部さん

 山形県内に生息する淡水魚の生態調査を手掛けるNPO法人鶴岡淡水魚夢童(ゆめわらべ)の会(鶴岡市)の岡部夏雄代表理事(76)が鶴岡市内で9月まで経営した鉄工所を改装し、淡水魚資料館「出羽の里 未来遺産館」をオープンさせた。
 同市砂田町にあった鉄工所の工場約60平方メートルに、1990年代から県内の河川で採集してきた淡水魚の標本約350点、サクラマスやサケといった大型魚のはく製、実際に使っていた庄内地方特有の網などの漁具を展示した。
 淡水魚の種別で約100種類に上り、県内に生息する淡水魚はほぼカバーしているという。現在は県の絶滅危惧種に指定されている魚類の標本、既に消滅した湖沼の生態系を保存した標本など貴重な資料も多い。
 岡部さんは長く魚類の生息調査に携わり、体系的な採集や保存の必要性を強く感じるようになった。資料館開館は自身の活動の集大成でもあるという。
 岡部さんは「県内の内水面の豊かな生態系を知ってほしいし、関連する伝統文化も残していきたい。口ではうまく説明できないこともあるので、まずは見に来てほしい」と話す。
 開館時間は午前10時〜午後5時。入場無料。不定休のため事前に連絡をすると確実だという。連絡先は岡部さん0235(23)1185。


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2018年12月25日火曜日


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