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宮城・山元町教委、小中各1校再編方針を決定 震災で人口減対応

 山元町教委は25日の定例会で、2021年4月に山下、坂元両中学校を1校に、10年後をめどに山下、山下一、山下二、坂元の4小学校を1校に再編する方針を決めた。東日本大震災後の急速な人口減少を踏まえた対応で、再編後の中学校は山下中の校舎を活用する。小学校の場所は明示しなかった。
 定例会に先立ち町総合教育会議があり、教育委員や斎藤俊夫町長らが意見を交わした。異論は出ず、斎藤町長は「使われなくなる校舎の利用など地域作りに配慮をしていきたい」と述べた。会議では、学校再編の過程で学力向上や不登校の児童生徒のケアに力を入れることなどが確認された。
 再編により、各小中学校でクラス替えができるようになる見通し。中学では専門教科教員のスムーズな確保などが期待される。
 20年度以降に山下一小の一部学年で複式学級となる可能性が出たことや坂元中生徒の減少などが課題となり、町教委は17年11月、住民や学校関係者らによる小・中学校再編検討委員会を設置した。
 検討委は、将来的に小学校を4校から2校に、中学校を2校から1校に再編するとした13年3月の町教委策定の整備方針を基に議論。人口減少を背景に、より踏み込んだ提言を今年10月、まとめた。
 町の調査によると、町内の中学生271人、小学生456人が24年度には、それぞれ205人、407人に減る見込み。国立社会保障・人口問題研究所は15年時点の0〜14歳は1141人で、30年に647人になると推計している。


2018年12月26日水曜日


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