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<東電強制起訴>旧経営陣3人に求刑禁錮5年 避難者「被害に見合わず」

 東京電力福島第1原発事故を巡って強制起訴された旧経営陣3人の公判で、26日に求刑されたのは禁錮5年。「被害と釣り合わない」。傍聴した原発事故の避難者らは複雑な心境を口にした。
 福島県葛尾村の農業栗城cさん(78)は事故後、車いすの妻(70)と県内7カ所を転々とした末、同県三春町で避難生活を続ける。26日に初めて3人の公判を傍聴した。「一つの節目と思い、論告を聞きに来た。被告らは言葉遊びのような弁明をせず、求刑通りの判決を受けて罪を償うべきだ」
 求刑の5年は業務上過失致死傷罪の最高刑。事故被害者代理人の海渡雄一弁護士は終了後の記者会見で「法律家としては事案の重大さをしっかり反映した求刑だと思う」と指摘した。被害者感情に触れて「もっと重い刑を求める声もある。納得する人ばかりではないだろう」とも語った。


2018年12月27日木曜日


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