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<トヨタ東日本>ヴィッツ全面改良へ 岩手工場で来年12月製造開始 地元メーカー参入で経済波及効果見込む

ヴィッツ誕生20年を記念して来年1月に発売される現行モデルの特別仕様車(トヨタ自動車提供)

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が主力小型車「ヴィッツ」を全面改良し、来年12月に同社岩手工場(岩手県金ケ崎町)で製造を始めることが27日、分かった。ヴィッツの全面改良はこれまで2回あり、現行モデルは3代目。関係者によると、年間生産台数は10万を超える可能性がある。
 新型車名は海外で使われている「ヤリス」に統一するとみられる。トヨタの部品共通化戦略「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」の採用が有力で、ボディー剛性や走行性能が向上する。
 現行モデルは2010年発売。排気量は1000〜1500cc、前輪駆動と四輪駆動のタイプがある。17年にはハイブリッド車(HV)仕様も導入した。新型車でも同様のラインアップになるという。
 生産は、10月に豊田自動織機長草工場(愛知県大府市)から岩手工場に移管された。新型車も引き続き同工場が製造を担い、小型HV「アクア」、小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「C−HR」を加えた3車種の生産が続く。
 トヨタ東日本が12年に発足して以降、取引のある1次、2次部品メーカーの東北の拠点は5年間で4割増え、140となった。ヴィッツの全面改良に伴い、地元メーカーの参入余地が広がり、岩手、宮城両県を中心に経済波及効果が見込まれる。
 今後はアクアも新型車を投入するとみられ、トヨタ東日本(17年生産台数約49万)は増産が予想される。
 ヴィッツは1999年に発売され、国内で200万台以上が販売された。日本自動車販売協会連合会(東京)によると、2000年の年間販売数は16万台を超えた。現行モデルの発売から7年がたった昨年の販売数は約9万台。新車の車種別で8位(軽自動車除く)と根強い人気を誇る。


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2018年12月28日金曜日


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