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こけし初びき 上達願う 白石・弥治郎

ろくろを回してこけしに模様を描く富塚さん

 宮城県白石市福岡八宮の弥治郎こけし村で2日、新春恒例の「こけし初びき」があった。弥治郎系の工人が手業の上達を願い、今年最初の1本を仕上げた。
 同市出身の若手工人富塚由香さん(26)が巫女(みこ)姿で登場。多くの愛好家や関係者が見守る中、ろくろを回して頭と胴を削り出し、細い筆で顔や模様を描いた。初びきは1967年に始まって53回目で、20代の工人が行うのは初めてという。
 30分ほどで7寸(高さ約21センチ)のこけしを完成させ、「こけし神社」として親しまれる敷地内の小野宮惟喬(これたか)親王神社に奉納した。
 富塚さんは市の伝統こけし工人後継者育成事業で3年間修業した後、2014年5月にデビュー。結婚を機に16年5月に埼玉県蕨市に拠点を移した。「思ったより寒くていつもと勝手が違った。伝統の基礎をしっかり引き継ぎ、関東でもこけしを広めたい」と話した。


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2019年01月03日木曜日


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