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宮城の高齢者虐待、最多407件 17年度・在宅介護増加要因か

 宮城県は2017年度分の高齢者、障害者虐待の調査結果をまとめた。高齢者が受けた虐待は前年度比54件増の407件が確認され、現行形式の調査を始めた11年度以降最多となった。障害者への虐待は23件(前年度比5件減)だった。
 市町村に相談や通報が寄せられた高齢者虐待の内訳は、家族による虐待が667件(25件増)、介護施設での虐待が31件(5件増)。高齢者虐待防止法に基づいて市町村が確認した結果、家庭内は403件の416人、介護施設では4件の4人に虐待が確認された。
 家族による虐待を種類別にみると、身体的虐待が284人で最多。暴言による心理的虐待が156人で続いた。虐待した人は息子174人、夫86人、娘69人だった。対応策は虐待者との分離が140人、家族への助言や指導が118人。
 介護施設での虐待の種類は性的虐待が3人、経済的虐待が1人。改善計画の提出や行政による勧告・命令などの対応を講じた。
 障害者への虐待相談・通報は前年度より9件少ない76件。家族による虐待が18件(7件減)、障害者福祉施設での虐待が5件(2件増)確認された。種類は家庭内は心理的虐待が8件と最多で、施設では性的虐待が3件だった。
 県長寿社会政策課の担当者は「在宅介護をする家庭が増え、虐待に関する啓発活動も広まっていることから件数が増加している」と分析。県民を対象にした講演会の開催や相談窓口の周知を図る。


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2019年01月03日木曜日


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