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<ブラインドサッカー>フットサルから転向の佐々木さん 仲間の目となり代表GK目指す

コルジャ仙台のチームメートに助言する佐々木選手(左)=仙台市宮城野区の宮城県障害者総合体育センターグラウンド
ブラインドサッカー日本代表を目指す佐々木選手

 2020年東京パラリンピックで実施される視覚障害者らの5人制サッカー(ブラインドサッカー)日本代表を目指す健常者の元フットサル選手がいる。Fリーグ、ヴォスクオーレ仙台でGKを務めた佐々木智昭選手(31)。仙台市を拠点とするブラインドサッカーのクラブチーム「コルジャ仙台」でプレーしながら、「日の丸を背負いたい」と代表合宿などでアピールしている。
 ブラインドサッカーは、目隠しをした視覚障害者がフィールドプレーヤーとしてプレーし、GKは健常者か弱視者が務める。後方から選手に指示を出す役割があるからだ。
 Fリーグの仙台で4年間活躍した佐々木選手は、引退も考えた17年11月、たまたまコルジャ仙台の試合を観戦。視覚障害者に指示を出しながら試合をつくるGKの姿に衝撃を受け、「選手としてもっとうまくなれる」と転向を決意した。
 コルジャに加入すると、「目の見えない選手が求める情報を理解し、瞬時に伝えなければいけない」と苦労しながら、フットサルで培った技術を生かし、頭角を現した。18年4月から毎月、日本代表候補の強化合宿に招集されるようになり、6月の全日本選手権ではコルジャの初の4強入りに貢献し、ベストGK賞も受賞した。
 仙台市出身。仙台育英高、東北学院大、塩釜FCヴィーゼ(宮城県社会人リーグ)と宮城のサッカーの名門を歩んだ。「ブラインドサッカーが多くの人に見てもらえるよう、貢献したい」と経験を生かす考えだ。
 東京パラの日本代表GKは2枠とみられ、長年代表ゴールを守る佐藤大介選手や、元Jリーガーの榎本達也選手らとしのぎを削る。佐々木選手は「焦らず結果を積み重ね、代表入りを果たしたい」と決意を語る。


2019年01月04日金曜日


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