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<メガホン>ライバル「いつも一緒だった」鹿島・鈴木満氏と川崎・庄子春男氏

 DFがPKだけでハットトリックを達成。漫画の世界のような話を昨年末に聞いた。宮城工高サッカー部の同期であり、現在は共にJ1クラブの強化責任者を務める鹿島の鈴木満氏と川崎の庄子春男氏を取材した時のこぼれ話だ。
 主将だった庄子氏は守備の要、鈴木氏は攻撃を引っ張った。宮城県内のある試合で、ドリブルで仕掛けた鈴木氏がペナルティーエリア内で3度倒され、PKを庄子氏が全て決めた。半世紀近くたった今も、酒席で話題になるという。
 「いつも一緒だった。毎日練習して、帰りにみんなでラーメンを食べたな。人とつるむのは好きではないが、あの時の仲間は特別」と鈴木氏はしみじみ語る。
 昨季は川崎がJ1リーグで2連覇を達成し、鹿島が初めてアジア・チャンピオンズリーグを制した。リーグでは常に向こうを張り続けている二つのクラブだが、冬に両クラブの強化担当者が集まって祝勝会を開いたという。
 「これも俺と庄子の関係があったからできたんだよね」。鈴木氏の誇らしげな表情がうらやましく思えた。(剣持雄治)


2019年01月08日火曜日


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