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笑顔で最後の新年会 3月閉所の飯舘村民サポセン

きな粉餅を笑顔で作る村民ら

 東京電力福島第1原発事故で避難した福島県飯舘村民が暮らす福島市の松川第1仮設住宅敷地内にあるサポートセンター「あづまっぺ」で9日、新年会があった。センターは3月に閉所予定で、住民たちは最後の恒例行事を惜しんだ。
 既に仮設住宅から転居した元住民を含め約25人が参加。職員とボランティアの福島大生がついた餅に、「熱い熱い」と言いながらきな粉をまぶし、みんなで笑顔で頬張った。
 仮設住宅に住む無職菅野吉雄さん(87)は「今日はみんなと顔を合わせられる特別な日。毎年楽しみにしていた」と話した。
 あづまっぺは仮設住宅完成後の2011年11月に開所。デイサービスの提供やサロン、交流会の開催などで避難者の居場所づくりに貢献してきた。
 飯舘村の避難指示は17年春、帰還困難区域を除き解除された。解除区域の住民に対する県による仮設住宅の無償提供がこの3月末で終了することから、閉所が決まった。
 松川第1仮設住宅には最大で100世帯以上が入居した。今月1日現在は28世帯44人で、村によると、今春以降の転居先はほぼ決まっている。


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2019年01月10日木曜日


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