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「やまがた舞子」の映画が近日完成 稽古に密着、歴史たどる

「やまがた舞子」をテーマにした短編映画の撮影風景=2018年8月、山形市(佐藤監督提供)

 天童市の映画監督佐藤広一さん(41)が「やまがた舞子」をテーマに製作中の短編ドキュメンタリー映画が近く、完成する。山形市のプロジェクト「映像で山形ルネサンス」の一環で、舞子の稽古風景やお座敷の様子、舞子や芸妓らのインタビューを交えて地域に根差した舞子文化を見詰め直す。山形市は3月、市内で上映会を開催する。

 佐藤さんは昨年夏に製作を開始。現役の舞子3人にインタビューし、化粧や着付け、稽古にも密着した。
 現役最高齢の芸妓小菊さん(94)や市内の料亭「千歳館」のおかみが地元花柳界の歴史を語る様子に加え、山形市中心部の飲食店街「花小路」のかつての写真なども織り交ぜる予定だという。2月中に20分程度の作品に編集、完成する。
 短編ドキュメンタリー映画の製作は2016年、山形市が国連教育科学文化機関(ユネスコ)「創造都市ネットワーク」映画分野への加盟を目指して始めたプロジェクトの一環。2017年に加盟を果たした後も継続している。
 佐藤さんはこのプロジェクトで、既に市内の打刃物作りの現場に密着した短編映画のメガホンを取ったほか、鶴岡市の映画監督渡辺智史さんの「おだやかな革命」「YUKIGUNI」などで撮影を担当するなど、山形県内での主要な映画製作に携わってきた。
 佐藤さんは「製作過程で『舞子を育てるのはお客さま』という声も聞いた。映像を通して伝統文化を身近に感じてもらい、お客さんが増え、文化の存続に少しでも貢献できれば」と話している。
 市主催の上映会は3月6日午後6時から、同市の県緑町庭園文化学習施設「洗心庵」で。参加無料。上映後、佐藤さんのトークショーも行われる。


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2019年01月12日土曜日


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