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「Newyoku Times」10年目 入浴事故防止、地道に訴え

Newyoku Timesのバックナンバー。山形県ホームページから閲覧、印刷できる

 山形県庄内保健所が2010年から発行を続ける入浴事故の予防啓発パンフレット「Newyoku Times Yamagata(にゅうよくたいむず山形)」が、1月の第15号で10年目を迎えた。交通事故より死者数が多いという入浴のリスクを地道に訴え、理解を広めてきた。担当者によると、今後はパンフの配布にとどまらず、体験講座を始めるなどして事故抑止につなげたいという。

 「たいむず」は当時の庄内保健所長が入浴事故のリスクに問題意識を持ったのをきっかけに発刊した。毎年1〜2回の不定期発行で、各号ともA4判2ページで無料。「救急隊へのインタビュー」や「入浴事故の体験談」といった入浴のリスクについてさまざまな角度から取り上げてきた。
 事故防止に向けて主に強調するのは2点で、脱衣所と浴室に温度差をつくらないことと、お湯の温度を41度以下にすること。共に血圧の急上昇を防ぐためだという。
 消費者庁によると、16年に浴槽で死亡した65歳以上の高齢者は全国で4821人に上り、交通事故に巻き込まれて死亡した65歳以上の3061人を上回る。
 庄内保健所管内では入浴事故の件数は16年が前年より23件減の147件。「たいむず」などによる啓発で一定の効果は表れているようだ。
 庄内保健所の担当者は「歴代担当者が課題の重要さを理解し、地道に活動を続けてきた。高齢化で入浴事故のリスクの高い人たちが増えていくので、防止策を実践してもらえるよう各地域で体験講座を始めている」と話す。
 バックナンバーは山形県ホームページ(HP)で閲覧できる。


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2019年01月13日日曜日


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