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双葉の「ダルマ市」始まる 災害公営住宅で初開催

災害公営住宅の広場で巨大ダルマを引き合ったダルマ市

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県双葉町の「ダルマ市」が12日、いわき市勿来町酒井に昨春完成した災害公営住宅で始まった。町が町外拠点に位置付ける災害公営住宅では初開催。県内外から懐かしい顔が集まり、古里の伝統に触れた。13日まで。
 江戸時代から続く新春の恒例行事。農協女性部が絵付けした「双葉ダルマ」などの出店が並び、買い物客らでにぎわった。
 「巨大ダルマ引き合戦」は約180人が南北に分かれ、高さ3.3メートル、重さ700キロのダルマを引き合った。3本勝負で南が勝ち「商売繁盛」と判定された。
 埼玉県加須市に避難した主婦佐藤富士子さん(57)は震災後初めてダルマ市を訪れ「知人に何人も会えた。巨大ダルマ引き合戦も懐かしかった」と喜んだ。
 ダルマ市は昨年までいわき市の仮設住宅で開催されてきた。主催する町民有志グループ「夢ふたば人」会長の会社員中谷祥久さん(38)は「町で再開できる日までダルマ市を続け、伝統をつなぎたい」と話した。


2019年01月13日日曜日


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