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<NTTドコモ東北>うつぶせ寝、AIで判定 解析システム構築目指し認定こども園で実証実験

 睡眠中の乳幼児の体勢を写真撮影した画像を人工知能(AI)が解析し、うつぶせ寝になったら保育士らに知らせて窒息といった事故を防ぐシステム構築にNTTドコモ東北支社(仙台市)が取り組んでいる。実用化を目指す第1段階として、秋田県井川町の認定こども園でうつぶせ寝判定の実証実験を行った。

 乳幼児の昼寝の際、保育士は体勢や呼吸にきめ細かく目配りをする。神経を使う仕事で、負担軽減が保育現場の課題となっている。
 ドコモ関係者が保育現場の実態について町側から話を聞いたことがきっかけとなり、AIを活用した判定システム構築の動きが具体化。町の認定こども園「井川こどもセンター」で昨年11月に実証実験を始めた。
 センターの天井に省電力で高精細のワイヤレスカメラを取り付け、昼寝をしている乳幼児を数分間隔で撮影。ドコモのサーバーに送った画像から体勢をAIで解析する。
 昨年末までに1000枚を撮影した。どんな状態がうつぶせ寝なのかなどをAIに学習させ、判定の精度を高める。今月開催する報告会で成果を確認し、課題を洗い出す。
 必要に応じて実証実験などを重ね、近い将来の実用化を目指す。判定結果については、ウェブのアプリを使って保育現場に即座に伝える仕組みなどを考える。
 東北支社は「カメラ画像とAI解析による乳幼児の体勢の正確な把握が保育現場の支援となることを、井川町での実証実験を通して確認したい」と話す。


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2019年01月14日月曜日


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