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<成人式>復興へ 魅力ある街づくりの一翼担う/気仙沼

新成人代表の言葉を述べる加藤さん(左)と小野寺さん

 宮城県内の多くの自治体で13日、成人式が行われた。東日本大震災の被災地では、多くの新成人が、復興が進む古里への貢献を誓った。県によると、今年の対象者は県内で2万4018人。前年と比べ294人増えた。
 気仙沼市民会館であった気仙沼市の式典では、参加した613人を代表し、仙台医健・スポーツ&こども専門学校2年の加藤篤也さん(20)が「東日本大震災から8年がたつ。家や学校などかけがえのない物を失ったが、街は復興が進んだ。魅力ある街づくりの一翼を担う」と決意を述べた。
 加藤さんは南気仙沼小6年の時に被災。校庭に押し寄せる津波を、3階の教室から目の当たりにした。
 1階が浸水し、学校で一晩を過ごした。「真っ黒くて、すさまじい勢いの津波の記憶は今も忘れられない」と話す。同市幸町にあった自宅も津波で被災。本吉響高3年の夏まで仮設住宅で暮らした。
 スポーツトレーナーを目指している。姉は陸上やり投げで2020年東京パラリンピックを目指す斎藤由希子さん(25)。「姉を支えたい」とトレーナーとして夢舞台を踏むつもりだ。
 もう一人の新成人代表で、気仙沼市立病院付属看護専門学校2年の小野寺夏姫さん(20)は「震災から助け合って生きる大切さを学んだ。思いやりの気持ちを忘れずに、社会に貢献したい」と抱負を述べた。


2019年01月14日月曜日


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