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宮城・大河原の玉松味噌醤油が事業停止 売り上げ減、人手不足も

事業を停止した玉松味噌醤油

 宮城県大河原町の玉松味噌(みそ)醤油(しょうゆ)が事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したことが14日、分かった。同社によると負債額は約3億円。全従業員25人は退職金を支払い、解雇する。
 玉松味噌醤油は1937年創業。地元の素材を使う「土産土法」を掲げ、みそやしょうゆ、調味料、飲料など多彩な商品を製造、販売してきた。10年ほど前のピーク時は、年間の売上高が6億円近くに上ったという。
 東日本大震災後、県沿岸部の取引先が被災し、売り上げが減少。近年は売上高が3億円を割り込む一方、人手不足を背景にした従業員の休日出勤の増加や資材の高騰で経費が膨らみ、経営の悪化が進んだ。
 渡辺芳徳社長は「退職金を支払う余力があるうちにと決断した。得意先と従業員に迷惑を掛け、申し訳ない」と語った。
 同社は仙南地域で採れたユズを使った「ゆずぽん酢しょうゆ」など特産品の開発に熱心だった。地元の保育園と協力してみそを造るなど、地域貢献活動にも取り組んでいた。


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2019年01月15日火曜日


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