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手作りピザ窯を防災に活用 保存食や煮炊き… 学びの幅広げる

完成したピザ窯でピザを焼く生徒ら

 宮城教育大付属特別支援学校(仙台市青葉区)の中学部3年生6人が卒業製作と防災学習の一環で、校舎敷地の一角にピザ用の窯を2基こしらえた。材料に耐火れんがやモルタルを使用した本格的な手作り窯。同校はピザ窯を使った防災食作りも検討している。
 3年生の卒業を記念した製作に合わせて「みんなの役に立つものを作ろう」と企画。備蓄用の保存食作りや、災害時の煮炊きにも活用できるピザ窯を作ることに決めた。
 昨年11月から本格的な準備を進め、2週間がかりで高さ約85センチ、縦、横各約70センチの箱形のピザ窯2基を手作業で組み上げた。
 12月21日には1、2年生も参加し、約30人で窯の完成披露会とピザの試食会を開催した。3年生代表の男子生徒は「重い耐火れんがを落とさないよう慎重に作業した。きれいにくっつけて組み上げるのが大変だった」と振り返った。
 窯は火を入れると、30分ほどで内部が200度以上に上昇。生徒たちが分担して下ごしらえしたピザを1枚ずつ入れ、出来上がったピザを全員で味わった。
 今後、同校は窯を使ってピザやナンを焼き、冷凍保存しておく防災食作りに活用。保護者や地域住民らを招いた実習も計画するという。
 水谷好成校長は「特別支援学校の生徒たちは災害時に支援される側になると決めつけがちだが、窯の扱い方を学んでおけば支援する側にもなれる。普段からピザ窯を活用できるよう学びの幅を広げたい」と話した。


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2019年01月15日火曜日


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