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<女川2号機審査>防潮堤追加対策「議論ほぼ収束」

 原子力規制委員会は15日、東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の新規制基準適合性審査会合を開いた。規制委側は会合後、東北電が安全対策を追加する防潮堤(海抜約29メートル)の構造の妥当性について「審査がほぼ収束した」との認識を示した。
 防潮堤は海抜14メートル地点に建設し、全長800メートルのうち680メートルは鋼管を岩盤にくい打ちして海側に遮水鋼板を取り付ける構造。残る区間は盛り土で整備する。
 規制委側は当初、くいの一部が岩盤層に届いていないため、防潮堤が地震で沈下する構造を問題視。東北電は昨年、防潮堤直下の地盤改良工事や海側の地盤に置換コンクリートを打ち込む工事を、それぞれ追加するなど対応に追われた。
 さらにこの日の会合で、東北電は追加対策で防潮堤がふぞろいに沈下する恐れがなくなるとして、防潮堤頂部約290メートルに整備した「頂部はり」を撤去する可能性を示した。
 東北電は会合後、防潮堤の構造を当初の設計から変更したことについて「規制委の指摘を踏まえ安全性を向上させた。工事量が増えたが、工事全体で効率化させる」と述べた。


2019年01月16日水曜日


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