宮城のニュース

友好の証しよみがえれ 仙台市の姉妹都市・米リバサイド市「結心庭」に造園技術者派遣

寄贈から10年以上が経過し、石灯籠の周りに草が生い茂る結心庭(仙台市提供)

 仙台市は15日、国際姉妹都市の米カリフォルニア州リバサイド市に2007年に市民団体が中心となり寄贈した日本庭園「結心庭(ゆいしんてい)」を修復するため、宮城県内の造園技術者を派遣すると発表した。設置から10年以上が経過した池や灯籠、園路などを補修し、両市の友好の証しをよみがえらせる。
 派遣期間は27日〜2月5日。日本庭園を熟知する県造園建設業協会の技術者4人が28日から6日間、現地で活動する。市民団体「仙台リバサイド交流連絡会」の3人が同行し、現地の市民団体のメンバーと一緒に修復作業を手伝う。
 結心庭は姉妹都市締結50周年を記念し、交流連絡会が中心となり、リバサイド市中心部のホワイトパーク内に造成し、同市に寄贈した。面積は780平方メートル。「心」の字をかたどった枯池、富士型の築山、石灯籠、藤棚、あずまや、竹垣などを配置した。
 同市や現地のボランティアが手入れをしてきたが、池の護岸が壊れ、敷き砂利が無くなるなど経年劣化が目立つ。修復では、新たな石灯籠やししおどしを設置するとともに、園路の補修や樹木の枝切りなどに取り組む。
 造園技術者の派遣は、訪日外国人旅行者の誘致や対日理解を図るため、海外の日本庭園を再生する国土交通省のモデル事業を活用。人件費や旅費など上限200万円の支援を受ける。モデル事業の適用は京都、神戸両市と並んで全国初となる。
 郡和子市長は定例記者会見で「結心庭が美しくよみがえり、日本庭園や日本文化の魅力を海外の人々に感じてもらい、両市の結び付きが強固になることを願う」と語った。


関連ページ: 宮城 社会

2019年01月16日水曜日


先頭に戻る