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<乗り合い交通>頼れる高齢者の足、試験運行開始 大郷町で今秋本格導入

10人乗りの車に乗り込む利用者

 宮城県大郷町は15日、町内の75歳以上の高齢者世帯を対象にした乗り合い交通「ふれあい号」の試験運行を始めた。9月まで続けて利用状況やニーズを分析し、10月以降の本格運行に生かす。
 公用車のワゴン車2台(10人、8人乗り)を使い、相乗りする利用者をそれぞれの自宅から町内や近隣4市町の公共施設、医療機関、スーパー、JR駅などに送り届ける。
 利用には事前登録(登録料1000円)が必要。1カ月当たり片道10回まで無料で利用できる。町内4地区別の指定運行日に予約して乗る。
 初日は、大松沢地区の女性5人が大和町のスーパーへの往復に利用した。高橋正子さん(85)は「自宅から乗れるので助かる。今度は病院や鹿島台のスーパーに行くときに使いたい」と話した。
 町内にタクシー会社がなく、町の住民バスも停留所まで歩くのが高齢者には負担になっているため導入。おおさと地域振興公社に委託し運行を始めた。事業費は約940万円。対象者395人のうち、15日現在で50人が登録した。
 田中学町長は「気軽に外出して健康維持につながるよう、試験を通じて課題を整理したい」と語った。


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2019年01月16日水曜日


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