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<輝け若ワシ>引地秀一郎投手/日本一へ強気の投球

日本一の投手を目指し、新人合同自主トレで汗を流す引地

 東北楽天に育成を含めて投手6人、野手4人の成長が楽しみな新人選手が入団した。プロで輝きを放つことを誓い、第一歩を踏み出した若ワシたちを紹介する。


 最速151キロの右腕は、粗削りながら強気の投球が光る。将来の目標は「日本一の投手」と断言するなど、物怖じしない性格もプロ向きだ。
 高校では決して順風満帆ではなかった。2年秋の中国大会で左翼手として出場した際、打球を追ってフェンスに激突。左脚を骨折した。3カ月ほど運動が制約されたが、いすに座りながらキャッチボールをするなど、少しでも野球に触れる努力をした。
 3年春には全力投球ができるまでに回復。2年時に記録した151キロは更新できなかったものの、体幹トレーニングなどに励んだ結果、体の軸が安定して制球が格段に良くなった。
 最後の夏の岡山大会では悔しい思いをした。準決勝の創志学園戦で、自信を持っていたフォークボールが全く通用しなかった。「プロで活躍するためには球の質の向上と球種の多さが鍵」と課題を挙げる。
 得意の変化球はスライダー。現役時代に高速スライダーを武器とした伊藤投手チーフコーチに「どのようなイメージを持って投げていたのかを聞きたい」と目を輝かせる。
 プロ入りが決まりグラブに「『一』へのこだわり」という野球部のスローガンを刺しゅうした。1球目、1投目など最初を大切にすることと、「常に一番を目指そう」という熱意が込められている。母校の先輩でもある故星野仙一元監督は2013年にチームを日本一に導いた。「もう一度チームを一番にしたい」。野球への情熱は闘将に負けない。
(伊藤卓哉)

[ひきじ・しゅういちろう]ドラフト3位。2000年6月3日生まれ。岡山県出身。188センチ、84キロ。右投げ右打ち。岡山・倉敷商高。背番号39。


2019年01月16日水曜日


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