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東北復興に力結集 河北新報社創刊122年式典

創刊122周年の記念式典で謝辞と方針を述べる一力社長

 河北新報社は17日、創刊122周年を迎え、仙台市青葉区の本社別館ホールで記念式典を執り行った。創刊以来の社是である「東北振興」「不羈(ふき)独立」の精神を胸に刻み、地域と共に東日本大震災からの復興と再生に力を尽くす決意を新たにした。
 一力雅彦社長は式辞で「東北全体をカバーして地域に密着した河北新報にしかできない事業展開に取り組む。地域の人から信頼され、必要とされる新聞社を目指し、存在感を強めるために力を結集して前へ進みたい」と強調した。
 17日で24年となった阪神大震災の被災地では、遺族の高齢化などで追悼行事が減少傾向にあると指摘。「同じ大震災の被災地として、記憶と教訓の風化は大きな問題。課題を共有しながら対策を講じることが大切だ」と述べた。
 創刊120年の2017年1月17日に発表し、2年がかりで報道や巡回フォーラムを通じて議論を深めてきた「東北の道しるべ」にも触れ、「積み重ねた議論と手応えを糧に、各地の課題を地域と一緒に考え、汗を流してモデルづくりを引き続き模索していきたい」と語った。
 河北新報は1897(明治30)年1月17日、一力健治郎が創刊した。題号には東北が明治維新後に「白河以北一山百文」と軽視されたことへの反発と、東北復権への志を込めた。以来、同一の題号と社是、経営を貫いている。
 17日午後には青葉区の仙台国際ホテルで、第68回(2018年度)河北文化賞の贈呈式が行われた。


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2019年01月17日木曜日


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