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<仙台市役所>本庁舎建て替え5案を提示 整備は1棟か2棟

 仙台市役所本庁舎の建て替えに向けた基本計画検討委員会の第2回会合が17日に市役所であり、市が新庁舎の五つの整備案を公表した。現在の本庁舎の敷地に庁舎1棟を建てる三つの案と2棟を並べる二つの案を提示し、委員は市役所の機能や環境などの観点から長所と短所を議論した。
 新庁舎の配置は図の通り。1棟整備の場合、高層部はいずれも19階で高さ80メートル。敷地の東側、西側、中央に配置する3案を示した。屋外広場と勾当台公園市民広場が一体利用できるが、庁舎の位置によって市民広場に圧迫感を与える可能性がある。
 2棟整備は19階(80メートル)と11階(45メートル)、13階2棟(共に55メートル)を建てる2案。19階と11階の整備案は現在の本庁舎を解体せずに新庁舎を建設できる半面、庁舎南側の屋外広場が狭くなる課題がある。
 市が示した行政・議会機能や市民・協働機能、景観など6項目の評価について、委員からは「どの項目を優先するのか分からない」「来庁者や職員の使いやすさの評価も必要だ」などの意見が出た。「上杉分庁舎のように1棟高層は上下の移動が大変」と、2棟整備を求める声もあった。
 全ての案に低層部の整備が盛り込まれ、市民協働やイベントのスペース、東日本大震災関連の展示など市民利用と情報発信の機能を備える。委員の一人は「低層部を雨の日に屋内広場として利用できるようにしたらどうか」と提案した。
 駐車場は一般車と公用車を合わせ、現状とほぼ同じ約360台分を確保する。市の担当者は「駐車場需要を調査し、有料化も検討する」と説明した。
 会合終了後、検討委の増田聡委員長(東北大大学院教授)は「機能や景観などいろいろな評価があり、シンボル性の議論もある。全員の合意は難しいが、次回(2月5日)では2、3の案に絞りたい」と述べた。


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2019年01月18日金曜日


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